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組織 の 存在価値 とは考えたことありますか?

Kuni.W

チームの存在意義では、チームとは考えてみました。もう少し上位である、 組織 についてはどうでしょうか?チームの集まりが組織だということはわかりますが、やりたいことばかりのチームでは、会社は成り立つでしょうか?組織の 存在価値 についても考えてみたいと思います。

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組織 の目的も基本はやりたいことを達成するため

結論から述べてしまえば、組織もチームも存在意義は同じです。

チームは、チームのリーダーがやりたいことを達成するために集まった集団であるなら、組織も会社(社長や取締役)がやりたいことを達成するために構成された集合体なのです。

そもそも会社は、利益を得るために会社のトップが作ったものです。会社のトップの方々が成し遂げたいことがあるから、存在しているのです。忘れがちになるところですが、当然のことです。

その目的を達成するために必要な、権限や判断を各々の分野に分かれて実行するのです。

設計部門なら、新しいものを開発したり、トラブルが発生しないように改良したり。

営業部門なら、利益ができるように販売計画を立てたり、売り込んだり。

といった感じです。

そのことを忘れて自己利益の為に行動する。これは会社としては、不利益な行動です。

あれ?チームの存在意義では、やりたいことをするために集まった集団と言っていたのに、制約がでてきましたね。

そうです。これが会社の組織を構築する目的なのです。

自分がやりたいこと=会社の利益になることが大前提!

好き勝手個々人がやっていたら、会社の利益にはならない場合もでてくる。容易に想像できますよね?

なので、組織という囲いを作ることで、会社の目的を達成するための役割を組織という単位で定義しているのです。

その役割を持った組織の範囲内でやりたいことをやる。これが大前提です。

この大前提が崩れるとそもそも組織に属している必要はありません。

会社の権限を組織に責任委譲して、その範囲内で実行する。

この責任委譲が明確かつ、実行できている組織は非常に価値が高く、そのような組織の集まりの会社は優れた会社であると言っても過言ではないと思います。

このような責任委譲が出来ていない組織は、ワンマン組織と言われますが、自立していない会社です。

適切な範囲で組織、しいては組織内の各チーム・メンバーに責任委譲すること。これが、会社の目的を理解させ、成長させる最短のルートだと思います。

では 組織 の 存在価値 とは?

組織が必要な理由は前述しました。

適切に会社から組織に責任委譲がなされ、会社全体として、同じベクトル(方向)を向いている組織を構成するのが会社のやることです。

言い換えると、会社の示したやることを達成する組織こそが、会社の中での存在価値が高いといえます。

しかし、トップダウンだけでは、立ち向かえない困難が発生した場合、早期に崩れてしまいます。

会社の目的を理解した組織が、ボトムアップで組織の存在価値を独立して行動に移す。これができる組織こそが、組織を構成する存在意義ではないでしょうか?

この考えは、チームでも同じですね。
上司はある程度部下に対して方向性を示し、行動してもらい、その結果に責任を持ち評価する。かたや部下は上司の意図をくみ取り、与えられた権限の中で、チャレンジや経験を積むこと。

組織も実は同じなんですね。

会社から組織、組織から会社に成果(売上だったり、社会貢献だったり)を出す組織。

そのような組織を目指すために組織に属する人たちは業務を遂行する必要があるということです。

さいごに

結局のところ、組織もチームも単位は違えど目的は同じであるということが例として挙げられました。

しかし、ここまで、考えて組織に属し、チームに属した方ばかりでしょうか?皆さんの周りはどうでしょうか?

私の経験上、半分以下いるかいないか程度ではないでしょうか?

組織に属するのが当然、チームに属しているのが当然という日常を経験していると感覚がマヒしてきます。

独立してみると、組織・チームのあるべき姿であったり、当時もう少し考えていれば、やり方が違っていたかもしれないと思う今日です。

このような考えをできるだけ発信していき、皆さんの気付きとなってもらえればうれしい限りです。

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