ビジネス における パートナーシップ を考えよう!
ビジネス は一人では成り立ちません。必ず、相手がいます。どんな会社・バイトでも同じ。同じ組織内の様な雇用関係であってもです。しかし、雇用や販売など金銭が絡んでいる場合は、金銭を出す側が偉い(強い)という関係が多いのでは?その関係は本当にお互いの為なのでしょうか? パートナーシップ を考えてみましょう。
金銭を出す側が、なぜ偉い?
ビジネスは、対価に対して金銭で応じる場合が基本だと思います。
何か欲しいものがあった場合、それを買う客と、それを販売するお店というイメージです。
この場合、購入するお客をお客様とサービス業などでは呼びますが、なぜ、お客様と呼ぶのでしょうか?
私はここが疑問だと思っています。
販売ビジネスであれば、商品が売れなけれは、利益が無いので最悪は会社は倒産します。
その為、お店側は、相手(お客)のニーズにあった商品を作らなければなりません。
これはわかります。ビジネスですから。
しかし、良く考えてください。
確かに売れなければ、会社は成り立ちませんが、お客も求めるということは、商品が無ければ、お客は目的を達しないということです。
お客は欲しい要求を満たしたい。
お店は要求にこたえる商品を提供する。
これはお互い利害が一致しています。
商品購入の場合は、売買契約が交わされたことになります。
あくまで、契約なので、どちらが偉いも何もありません。
しかし、金銭という、平等な評価がされる価値を出す側が、正当化されてしまうので、そういう事情から、お客が上位にあるように思われる傾向にある理由だと思います。
商品を作るためには、コストが発生しているのにです。
お客様という言葉に、違和感ありませんか?
でもやはり、お客様なのか?
フラットな考えて記載してみましたが、お店側はやはり売れなければ、利益がでません。
ここで、価格競争という言葉が出てきます。
同じ商品をいろんなお店が提供することが出来るから、お客とお店は、1:n(複数)の関係なので、どうしても売りたいという考えになり、お客に買ってもらいたい。という事実に直面し、お客様となってしまいます。
販売業は特に、上述の価格競争が大きな要因のようです。
おもてなしの様に相手を崇めないといけないのでしょうか?
逆にお店側は、商品を販売してやっているんだ!みたいに、お店側が偉いということも違います。
売ってやらなければ、あなたの要求はクリアできないんでしょ?だったら、売ってあげますよ。みたいに。
こうなった時点で、何がどうなっているかわかりません。
お互いがメリットのある関係=パートナーシップを築くには?
パートナーシップとは?
友好的な協力関係。
出典:weblio辞書(三省堂)
答えはありました。
友好的な協力関係なのです。上下関係や主従関係ではありません。
お客は自分で提供できない価値をお店に提供してもらい、その対価として金銭を支払う。
お店は、お客のニーズにこたえる商品を提供するだけでなく、ニーズを満足させること。
これなのです。
即ちお互いが、立場による利害ではなく、相手に自分が出来ないことを提供してもらうのです。
お店側は価格競争が厳しい時代なので、難しいのですが、低価格をお客が求めているのであれば、それにこたえる。低価格ではなく、ニーズそのものに答えるのであれば、サービスという付加価値でこたえる。
これが、本質なのだと思います。
あくまでも友好関係ということです。出来ないことを補い合い、評価してもらう。
この関係こそが、パートナーシップなのです。
金銭提供側の新入社員が、商品提供側の重役に偉そうに指示を出す。商品提供側の重役が、取引先の会社に所属する若手にへこへこする。
こんな関係はパートナーシップではありません。
お互いが認めあい、お互いのやるべき責任の範疇で、関係を築く。
これが最低限のビジネスマナーではないでしょうか?
さいごに
結局のところは、言葉を知れらべれば即解決するパターンでしたが、いかがでしたか?
あなた自身がどちらの立場であっても、相手に応えること。これが、パートナーシップであり、ビジネスの基本であると思います。
それを会社という旗のもと偉そうにする。これはあなたの力ではありません。
そんなものはビジネススキルではありません。
ビジネススキルを高めることこそ、本分ではないでしょうか?
思い当たる節のある方は、これを機に行動を見直してみませんか?