ISO って面倒なだけ? 必要な理由 を考えよう!
皆さんの会社の中には、 ISO (アイエスオー)を取得していたり、取得しようとしていたりしていませんか?ISO取得は、会社のレベルを位置付ける重要なものなんです。しかし、実際は、面倒と思ったり理解されていないことが多いように思います。 必要な理由 を理解することで身近になります。
ISOってそもそもなに?
ISOとは、International Organization for Standardization(国際標準化機構)の略称なのですが、ISO規格という言葉だけで今は理解されている様に思います。
一言でいうと世界中で通ずるルールを決めましょうということですね。
なのでグローバル化が進む今日でISO規格の取得や理解が必要になっています。
ISO取得にはいろいろな準備や審査、定着が必要になるわけですから、ISO取得はある意味、その会社のレベルを図ったものになるわけですね。
業務レベルで考えると面倒なだけ?
※今回は私が経験した業務マネジメントに対するISO認定について記載いたします。
いわゆる品質マネジメントであるISO 9001に関連することです。
ただ規格を取得するだけとい考えであれば、非常に手間や時間がかかります。
でも、それがないと仕事をもらえなかったり、認められなかったり・・・
ISO規格を取得して認定されても、監査という定期的なチェックや更新時の手続きが必要になります。
常日頃からISO規格に則った業務を行っていれば、何ら問題ありませんが、上述のとおり、それがないと仕事がもらえなかったりするわけですから、背伸びしてISO規格を取得しようとしてしまう場合もあるようです。
なので、担当レベルの業務レベルとアンマッチが発生して、日々の業務に+αで業務が増えたように感じることが往々にしてあるようです。
実際、私もそういった現場をみてきました。何のためのISO規格なんだろうかと。。。
取得する意味から考えよう。
では、そもそもなぜISO規格が存在してそれを取得しようとするのでしょうか?
ISO認定がされていないと仕事がもらえないというのは、結果論で、なぜISO認定がないと仕事がもらえないのか?という根本を考えてみましょう。
といっても、ISO認定の話を始めると長くなるので身近に考えれるように、私の経験論・理解を端的に記述しようと思います。
まず始めに管理者目線と実務者目線での違いがあります。
実務者目線で言えば、ISOってめんどくさいだけ。ってのが本音だと思います。
確かにそうです。やること増えるイメージですし、やらなかったら指摘あるし。
ふと思ったのが、わからないから理解できない、理解しようとしないということです。
そもそもISOは業務品質をあげることが目的だと思います。
その裏返しが上述のISO取得しないと仕事がもらえないとか、レベルが達していないと判断されます。
チェックゲートを持たせるとか、やり方を決めるとか、同じ過ちを繰り返さないようにするとか・・・。
至ってシンプルそれだけなんですよね。言われれば納得ですが、中々末端の方々には理解されない。
少し視点をかえれば?理解できそう?
もう少し身近に感じてもらえる様に考えてみましょう。
では、なぜ品質をあげるのか?というところにフォーカスをあててみましょう。
例えば、
- 自分が楽をしたいからやり方をみんなに伝える方法を考える。
- 自分の時間を作るために休みたいからみんなで業務を分散させる。
- ミスして怒られないように備忘録(チェックリストなど)を作る。
- 何か有ったときに、上司に責任をとってもらう必要があるのでルートを明確にする。
など、やろうとすれば、一定の基準やルールが必要ですよね?
それが即ち品質向上につながるのです。
ISO認定はボトムアップでの起案ではなく、経営レベルからのトップダウンが一般的です。
上司の方々も昔は担当者時代があったはず、それを忘れてしまい、わかって当たり前だろ!という考え方では担当レベルには伝わりませんし、理解されません。
「わかりやすい言葉に翻訳する」のも上司の皆さんのお仕事だと思います。
視点を変える。これは何事にも共通する対応策なので、少しずつ定着させていきましょう。