伝わる 言葉 で 伝える 難しさをクリアしよう!
伝える って難しいですよね。私もかなり苦労した経験があります。イライラしてしまったり、感情的になってしまったり。伝えたいけど伝わらない。聞いていても理解できないこと。発信側、受信側とも何かしらの要因が原因です。 伝わる 言葉 で伝えることができればそんなストレスありません。
理解レベルが違うことを認識する
必ずと言ってよいほど、同じ理解度、同じ考え、同じ目的、全てが相手の認識と自分の認識が一緒というシチュエーションはこの世に存在しません。
さらに、ややこしくするのが、当事者間で利害関係にある場合です。
- 私はこうしたいのに、相手は違うことを言っている・・・
- 僕ならこうするのに、相手は違うことをしている・・・
ここまでくると、一生交わることのない会話となり、最悪は取っ組み合いの喧嘩になります。
ビジネスだけでなく、日常生活、バイトや子育てすべてにおいてあり得る状況です。
利害関係に関しては、状況が影響するため、どうしようもない場合が多いですが。
ただ、いかなる状態、状況であっても唯一歩み寄れることがあります。
それは、【相手の理解度】を理解しようとすることです。
「???相手の立場でもないので、なんで理解度を理解する必要があるの?」
と首をかしげたあなた!
人それぞれなので理解することはできなくても、理解しようとする自発的な行動は誰でも起こすことができます。
この考えが、言いたいことを伝える、聞いて理解するという行為の一番のハードルになっています。
ちゃんと、相手の目・表情をみて、言葉だけでなく、相手の頭の中を読み解こうとしていますか?
相手の頭の中を読み解くこと
これが、相手に対して、自分が伝えたいことを伝える一歩となります。
もしかしたら、
- 自分が当然と思っていることが理解してくれていなかった
- 自分の考えの前提条件が違った
- 自分のやりたいことと、全然違うことをやろうとしていた
など、経験したことありませんか?
相手への理解レベルが異なることが起因しています。
どちらが高いとか、正解とかそういうものではなく、いわゆる、理解度のギャップととらえて良いでしょう。
相手の考えが理解できれば、会話という名の交渉を有利に進めるコツです。
例えば、
- こういう言い方すれば、理解してくれるかな?
- 相手を誘導して賛同してもらえるかな?
- 相手の言い分も理解できているかな?
とか、自分本意ではなく、相手目線です。
まずは、相手の言い分を聴くこと
当たり前じゃないか!と言われるかもしれませんが、実はこれができていない人が多いです。
聞いたつもりになっているだけかもしれませんよ。
聞くことと、理解/把握することは、次元が違います。
相手の意見を聞くことだけでは、相手の言い分を理解しているわけではなく、相手の言葉を認識しているだけに留まります。
相手がどうしたいのか、どうしてほしいのかという、内向的な気持ちを分かってこそ、本当の意味での聞くという行為ではないでしょうか?
ただ、誤解があってはダメなのですが、【理解すること = 相手に合わせること】がすべてではないことを補足しておきます。
あくまでもあなたの考え・意見としてどうしたいのかを優先することが肝要です。
理解・納得できないことを相手に伝えることも理解レベルを合わせる行為の一つです。
相手の言い分を理解して、自分の意見・考えと照らし合わせて、同調する、提案する、説得する・・・いろいろなアプローチが見えてくるはずです。
ここが重要なポイントです。
アプローチ案、すなわち、戦術が頭の中にイメージできれば、後は一つずつ試していき、自分の要求の通りの行動や発言になれば、こちらのものです。
相手に伝わることばで、伝えるということが出来るはずですから。
また、付帯的な効果として、相手を理解することで、相手も自分に対して距離感が近くなったように感じますし、ましてや自分の言いたいことを理解してくれているという満足感はうれしいこととなるでしょう。
一朝一夕にはできないですが、日々の何気ない会話から相手の考えを推測して、行動してみてください。
仮説と検証を続けることで、その人の考えの傾向が見えてくれば、理解レベルの質や速度の向上が図れます。
さいごに
人間は、言葉を発することができると同時に、相手の言葉を聞く能力を持っています。
しかし、その能力を十分に生かしきれていない場合、自分にとって、不利だったり、不合理な状況になってしまうこともあります。
相手の意見を理解することは、良いことしかありません。
あなた自身、相手に対して言いたいことがある場合、助けてほしいとか、動いてほしいとか、要求事項があるはずです。
その要求をうまく、伝え、物事を前に進めるということは、あなたが言葉を発する目的ですよね?
目的を達する上で、言いたいことばかり言うのではなく、相手と理解度を合わる、というひと手間を加えて要求が満足できると思えば、やってみる価値ありませんか?
料理と同じで下準備が、会話の中でも重要となるということを意識してみましょう!