モチベーション の 原型 は マズロー ( 欲求 ) 説!
モチベーション を上げろ!モチベーションを上げるには?とよく耳にします。
モチベーションの 原型 とも言われる、 マズロー の 欲求 段階説を理解せずして語れないと思います。
段階欲求説を理解することが、モチベーションを上げるキッカケとなりますので、ぜひ理解しましょう。
モチベーションの定義を言える人は?
自分自信、モチベーションを上げるのは得意ではないのですが、そもそもモチベーションを理解していないからだと思っています。
「モチベーション」=「やる気」
というイメージがあると思いますが、そもそも「やる気」って何でしょうか?
人によって「やる気スイッチ」が違うのは、なんとなく体感としてあることはわかりますが、やる気は人それぞれなのです。(「やる気」を出させるのは、非常に難しいのです。)
その「やる気」を分析するには、マズローの欲求段階説が、ベースとしてあり、各々の段階に応じて、響く欲求が異なることが分かってきます。
自分自信、部下、子供・・・様々な人のやる気スイッチはどの段階に関連しているのか探してみましょう。
人は、進化の過程で生まれた生き物!
人は進化の過程で生まれた生き物です。
これからも進化を遂げていくのでしょうが、私たちが生きていくスピードよりも、遅いため実感することはできませんが、人が生み出した技術などの進化は、体感していると思います。
それらが物語っているように、人間は、成長・進化・伸化するという、遺伝子レベルで組み込まれているのだと思います。
マズローの段階欲求説は以下の5つにレベル分けされています。(①⇒⑤の方向へ)
各レベルに応じて、モチベーションに直結します。
レベルに応じた欲求が満たされると、モチベーションには影響しなくなり、次のレベルの欲求に関連する内容が、モチベーションに影響します。
欲求のレベルは常に変わるため、モチベーションに関する内容が刻一刻と変わるということです。
(下位の欲求では、モチベーションに影響しない。)
①生理的欲求
↓
②安全の欲求
↓
③社会的欲求
↓
④尊厳の欲求
↓
⑤自己実現の欲求
①生理的欲求
生存に関わる生き物としての根本的な欲求。誰しもが根底にある欲求。
モチベーション直結効果:食べる・寝るなどの生命維持に関する事項
②安全の欲求
危険を回避したいという欲求。肉体的・経済的の安全安定に関する欲求。
モチベーション直結効果:身の危険・経済的状況に関する事項
③社会的欲求
自分を認めてもらいたいという存在意義に対する欲求。他者に認められたいという欲求。
モチベーション直結効果:友情や愛情などの存在意義に関する事項
④尊厳の欲求
他者から尊敬、特別な存在と認められたい欲求。地位や名誉が欲しいという欲求。
モチベーション直結効果:社会的立場や上下関係などに関する事項
⑤自己実現の欲求
自分の潜在能力や可能性を追求する欲求。成長するためには必要不可欠な欲求。
モチベーション直結効果:自己実現やスキルアップなどの成長に関する事項
これらを区分整理すると、
①生理的欲求・②安全の欲求をまとめて、物理的欲求
③社会的欲求・④尊厳の欲求・⑤自己実現の欲求をまとめて、精神的欲求
となり、精神的欲求の方がモチベーションに直結して効果が高いといわれています。
①⇒⑤へ段階的に欲求レベルが上がっていきますが、下位レベルは、生きる上で必要な欲求なため、モチベーションへは強く関与していないように見えるが、最優先で働きます。
上位レベルに行けば行くほど、欲求実現が、モチベーションに直結するといわれています。
また、
①~④は、欠乏欲求ともいわれ、補おうとする働きがあるのに対し、⑤は存在欲求と呼ばれ、プラスアルファな欲求であり、①~④が満たされた状態でたどり着くレベルとなります。
⑤のレベルにいる人は、周りから見ると、出来る人・スーパーマンに見える存在ですね。
あなた、もしくは、相手の欲求レベルは?
上述の通り、欲求レベルにより、相手に響く内容が変わってきます。
従って、相手との会話の中で、ギャップを感じるということは、欲求レベルが違う可能性が大いにあります。
ということは、それを理解して、相手の除く報酬を与えることで、モチベーションアップに響くということが容易に想像できると思います。
ぜひ、ご自身の欲求レベルもさることながら、相手の欲求レベルに耳を傾け、お互いwin/winな報酬で行動できるように、話を進めていきましょう。